コンレイさん

なつめ 日常

写真怖すぎました…

 

最近、「あれ、台風来ないなー」と思っていたら、台風21号が発生しましたね。
次の3連休には大雨が降るおそれがあるそうです。

 

今回の台風の名前は「コンレイ」。
その由来は、カンボジアの伝説に登場する少女の名前だそうです。

以前ご紹介した「サンサン」は香港の女の子の名前でしたが、今回は神話に登場する少女の名前とのことで、少し調べてみました。

「コンレイ」は鬼の娘で、切ない伝説の中で語られる少女です。

 

伝説によると、
12人の美しい姉妹がいましたが、両親が育てられず森に捨ててしまいました。
やがて鬼の国に迷い込み、鬼の女王サンタメアに捉えられて娘のコンレイの世話を任されましたが、姉妹は逃げ出し、その後、王と結婚します。

怒ったサンタメアは、策略で姉妹たちの目玉を奪い、子供も奪い、牢に閉じ込めてしまいました。
しかし、末娘パオは息子プティサエンを救い、彼にすべてを話し、サンタメアから目玉を取り返してほしいと頼みます。
プティサエンはサンタメアに騙されそうになりますが、仙人の助けを借りて見事に目玉を取り戻します。
そしてコンレイと結婚しますが、母親を救う使命を果たすため鬼の国を離れます。

愛する夫を追いかけるコンレイでしたが、追いつけずに倒れてしまいます。
その姿が山となり、今もカンボジアに「コンレイ山」として残っているそうです。

この伝説から、コンレイ山は「愛と悲しみ」を象徴すると言われています。

 

内容を端折りすぎて、「あれ?」という話になっているかもしれませんが、とりあず言えることは、サンタメアめっちゃ怖いということです。
(そうじゃない)
興味のある方は「コンレイ 伝説」などで検索してみてください。
(内容が少し違うバージョンもあったりします)

娘のコンレイは純真で美しい乙女だったそうです。
好きな人と離れたくなくて追いかけて、悲しすぎて亡くなってしまっただなんて、めっちゃピュアな女の子だったんですね。
想像するととても切ないです・・・

 

コンレイさんの悲しみがあまり深まらないことを祈るところですね。