合格を引き寄せる!奈良で合格祈願ができる神社・お寺6選

なつめ 時事ネタ

いよいよ受験シーズンですね!今回は奈良県内で合格祈願ができるおすすめのお寺・神社を6つご紹介します。

学問の神様として知られる菅原道真。以前投稿した「左遷の日」の記事でも少し触れましたが、受験生や資格試験を控えた方にとって、道真公は心強い存在ですよね。奈良県には、そんな道真公ゆかりの神社をはじめ、学業成就や合格祈願にぴったりの場所がたくさんあります。

「奈良県 合格祈願」と検索すると、多くの神社やお寺が紹介されていますが、今回はそれぞれの名前の由来にも注目してみました。由来を知ると、お参りの際の気持ちもより深まるかもしれません。

この記事が、受験生の皆さんやご家族の皆さんが心を整え、自信を持って試験に臨むきっかけになれば嬉しいです。

1. 阿倍文珠院(あべもんじゅいん)

日本三文殊の第一霊場であり、日本最大約7mと伝わる文殊菩薩(国宝)がご本尊のお寺。
阿部文珠院は、「知恵の神様」のお寺なので、合格を祈願するのにぴったりの場所です。
三人寄れば文殊の知恵の“文殊さま”ですね。

創建当時は「安倍寺」と呼ばれていましたが、後に「文殊院」と呼ばれるようになりました。
「文殊院」という名前は、文殊菩薩を祀るお寺であることを示しています。
陰陽師として有名な安倍晴明ゆかりの地としても知られ、境内には晴明堂もあり、晴明が天文観測を行ったと伝えられる場所も残っています。

文殊菩薩といえば獅子に乗っておられるものなのですが、2024年7月から2025年5月の間は約15年ぶりに獅子から降りられているとのこと!
一般参拝の方は獅子から降りた文殊菩薩と同じ目線で参拝できるそうです。
もともと獅子から降りることはないので、この特別な姿での公開は今後行わない可能性があるそうなのでこれはチェックですね!

〒633-0054 奈良県桜井市阿部645
https://www.abemonjuin.or.jp/


2. 菅原天満宮(すがわらてんまんぐう)

学問の神様として広く知られる菅原道真公。そのご先祖様と道真公をお祀りする天満宮は、菅原家発祥の地であり、日本最古の天満宮とされています。

菅原道真公が学問の神様として深く信仰されていることは言うまでもありませんが、この奈良の地は、道真公が誕生された場所でもあるそうです。(神社の近くに菅原道真公の産湯に使ったと伝えられる池があります。)

境内にはひときわ目を引く「筆塚」があり、菅原道真公の神徳にあやかり、試験合格や学徳向上、文筆を志す人々から厚く信仰されています。 毎年3月の春分の日には、書の上達祈願と使い古した古筆に感謝する「奈良筆まつり」が行われます。

〒631-0842 奈良県奈良市菅原東1-15-1
http://www.sugawaratenmangu.com/

3. 久延彦神社(くえひこじんじゃ)

大神神社の末社で、この世のことなら何でも知っている知恵の神様、久延彦命(くえひこのみこと)をお祀りする神社。実はこの神様の正体はかかしだそうです。

神社には「知恵ふくろう」という木彫りのふくろうさんがおり、頭などを撫でることができます。 ふくろうは、360度見渡せる大きな目と耳を持つことから、知恵と洞察力の象徴とされ、古来より縁起の良い生き物とされています。 目がクリッとしていてかわいいお顔のふくろうさんなので、参拝したときはたっぷりなでなでして徳を受けたいですね。 ちなみに、願掛けの絵馬もふくろうさんです。

こちらの神社にたどり着くには階段が多いのでちょっとした運動になるかもしれません。

〒633-0001 奈良県桜井市三輪62
https://oomiwa.or.jp/keidaimap/21-kuehikojinja/

4. 與喜天満神社(よきてんまんじんじゃ)

学問の神様として知られる菅原道真公をお祀りする、緑豊かな山の中腹に鎮座する神社です。

その昔、樵(きこり)の小屋に木像が投げ込まれ、それが道真公の作として大切に祭られました。 その後、修行僧が夢のお告げにより、「この山に神として鎮座する」という道真公の言葉を受け、與喜天満神社が創建されたと伝えられています。

與喜(よき)」という初めて見るとなんと読むのかためらってしまう名前は、「良き地」という言葉からきているそうです。

神社の入り口では、鮮やかな朱色の鳥居が訪れる人を出迎えてくれます。 鳥居をくぐり、石段をたくさん上った先には、静かで荘厳な雰囲気の漂う社殿が姿を現します。
近くには西国三十三所第八番札所である長谷寺もあり、あわせて参拝するのもおすすめです。

〒633-0112 奈良県桜井市初瀬14
https://www.yokitenmanjinja.jp/

5. 賣太神社(めたじんじゃ)

記憶力の神様として知られ、「古事記」編纂に携わった稗田阿礼(ひえだのあれ)を祀る神社。

稗田阿礼は、抜群の記憶力と理解力、そして優れた話術で天武天皇に重用されました。天皇の命により、歴代天皇の事績や建国以来の歴史・神話・伝説・歌謡を記憶し、30年以上の時を経て、元明天皇の命により太安万侶(おおのやすまろ)に記録させました。この書物が、日本最古の文学書とされる「古事記」です。
稗田阿礼は、まさに記憶力の神様!受験生の合格祈願にぴったりの神社です。

なんと読むのか戸惑ってしまいそうな賣太神社の名前は、昔、稗田猿女君(ひえだのさるめきみ)が天皇から田んぼを賜り、猿女田(さるめだ)と呼ばれていたことに由来します。
持ち主は猿女田主(さるめだのぬし)と呼ばれていましたが、「猿」が省略され女田主(めたのぬし)と呼ばれるようになりました。そのご先祖様を祀る神社が、いつしか賣太神社と呼ばれるようになったそうです。

〒639-1108 奈良県大和郡山市稗田町319
https://www.yk-kankou.jp/spotDetail35.html

6. 般若寺(はんにゃじ)

知恵を極めた仏様、文殊菩薩を祀るお寺。知恵を極めた仏様、文殊菩薩を祀るお寺。 文殊菩薩像は、後醍醐天皇の願いによって作られました。 もともとは別のお堂にいましたが、今では本堂に移され、ご本尊として大切にされています。

「般若」というちょっと難しい名前は、「般若経」というお経からきています。
般若経は、仏教においてとても大切な「智慧(ちえ)」について書かれたお経です。 文殊菩薩は、この般若経で説かれる智慧を象徴する、つまり智慧を極めた仏様なんです! 私たちに智慧を授けてくれると信じられています。

般若寺は、「コスモス寺」としても有名です。 特に秋には、境内一面に美しいコスモスが咲き誇り、まるで別世界! さらに、見逃せないのが国宝の楼門! 鎌倉時代の建築様式を今に伝える、貴重な文化財です。

〒630-8102 奈良市般若寺町221
http://www.hannyaji.com/


合格祈願で気になること

合格祈願のことでなんだか気になるかも・・・と思うことをまとめてみました。

1. お賽銭

一般的には「5円(ご縁)」がおすすめと言われています。
しかし、大切なのは気持ちです。 金額にこだわり過ぎず、感謝の気持ちを込めてお賽銭を納めましょう。

2. 絵馬の書き方

願い事は具体的に書きましょう。
「○○大学に合格できますように」のように、明確な目標を書くと良いと言われています。 また、感謝の気持ちや努力する姿勢も一緒に書くと、より願いが叶いやすくなるかもしれません。

3. お守り

お守りは複数持っていても大丈夫です。
ただし、それぞれのお守りを大切に持ち歩きましょう。 試験後には、お礼参りに行くことを忘れずに。

4. 合格祈願は誰が行く?

ご本人が行くのが一番ですが、ご家族や友人など、代理の人が行っても大丈夫です。 代理の人が行く場合は、お参りの際に本人の名前と代理で来たことを伝えましょう。

5. 合格祈願は複数行ってもいい?

複数の神社やお寺に行っても大丈夫です。
神様と仏様は喧嘩しないので、どちらにお参りしても問題ありません。 むしろ、色々な神社やお寺にお参りすることで、より多くのご利益をいただけるかもしれません。


いかがでしたか?どの場所も素敵で迷ってしまいますね。受験生の皆さんが全力を尽くせるよう、祈願で心を整えて、目標に向かって突き進んでください!

また、お礼参りも大切な習慣。感謝の気持ちを忘れずに、新しいステップに向けて進んでいきたいですね!