繰り返し見てしまう!!私のお気に入り民放連続ドラマ5選
日常
CT
ドラマ、昔からけっこう好きです。
民放の連続ドラマは、わりと毎クール何かしらチェックしていた方だったと思います。
最近はソファに座ってじっくり1話分を観るような時間も、それを楽しめる心の余裕もなかなかないため、今はもっぱら「ながら見」専門。
洗濯物をたたみながら、食器を片づけながら、保育園の準備をしながら……
そんな日常のすきま時間に再生ボタンを押して、耳で拾って気になる場面だけ画面を見る、みたいなスタイルです。
そんな「ながら見」にはすでに内容を知っている過去の作品がピッタリだと思っているのですが
気づいたら同じ作品をつい何度も再生してしまう——
今回は、そんな「繰り返し見ちゃう」お気に入りの民放ドラマを5本厳選してご紹介します。
実に誰得?な私の趣味全開ラインナップとなっております!
特選:私のお気に入り民放連続ドラマ5選
なるべくネタバレしないように頑張るつもりでしたが、はっきり言ってかなりしてます。
1. リーガル・ハイ

何が正しくて、何が間違っているのか・・・・・・
言わずと知れた?法廷ドラマで、主人公の弁護士・古美門研介を演じる堺雅人による圧巻の長台詞×マシンガントーク、各所に散りばめられたパロディー、クセのありすぎる登場人物(あとガッキーが可愛い)など面白い要素はいくつもあります。

「崇高な理念など欲望の前では無力だ」
と言い放ち、圧倒的論法で無敗を誇る金の亡者・古美門ですが、毎回、依頼者本人さえも気づいていない本心や物事の本質にたどり着くオチになっていて、それがとても面白い上に考えさせられます。
また、個人的には古美門邸(兼事務所)のインテリアにも注目。
元々ドラマや映画に出てくる部屋の間取りを想像したりインテリアを観察るのが好きなのですが、
このドラマに出てくる古美門の部屋はさすが金の亡者らしく高級感がありつつも、どこかクセのあるセレクトです。
あと秘書?件家政夫の服部さんが用意する毎回の豪華な食卓・・・

ひとつ問題があって、このドラマ、現在はどこでも配信はされていないですよね・・・(のっけから)DVDで見るしかないのが現状です。大人の事情があるのだと思いますが、作品に罪はないはずなのでいつか配信もしてほしいものです。
2. デート~恋とはどんなものかしら~

『リーガル・ハイ』と同じく、古沢良太さん脚本の恋愛コメディ。
※古沢作品好きなんですよね。。。コンフィデンスマンJPや鈴木先生も好きですが、この「デート」が一番好きです。脚本も素晴らしいのですが、主役を演じる杏さんと長谷川博己さんのコメディセンスがとにかく最高です。
※その二人の子ども時代を演じた子役の方が二人ともとてもそっくり!
東京大学大学院→内閣府経済総合研究所という理系のガチエリート街道を突き進む超合理主義な依子と、教養と知識は無駄に豊富だけど、母に寄生し働かずに10年以上引きこもっている自称「高等遊民(ただのニート)」の巧。
そんな対極にいる二人が、それぞれのっぴきならない事情と利害が奇跡的に一致し、「結婚」することを目標に突き進んでいく話なのですが、毎話、なんでそうなるの?!という頓珍漢な展開にお腹を抱えて笑えます。
1話目の最初の、二人が登場するシーンからすでに面白いです。

真逆タイプの癖強二人なのですが、根底には人間としての同じ優しさがあって、図らずもお互いに少しずつ影響しあいながら歩み寄ったりすれ違ったりしていく様がいじらしく、毎回爆笑なんですけど、なんだか泣けるんですよね・・・。
このドラマのインテリアも素敵です。
整然と片付いた依子の部屋と魔窟のような巧の部屋、どっちもよい。あと、お母さんの絵画教室も。
3. 最後から二番目の恋

脚本は岡田惠和さんです(ひよっこ、ちゅらさんなど)。
鎌倉・長倉家を舞台に繰り広げられる、ちょっと大人な青春(?)ドラマ。
小泉今日子と中井貴一の会話劇(口喧嘩や愚痴報告会)がとにかく心地よく、ながら見にピッタリです!
この作品の好きなところは、登場人物があんまり”成長”しないところ。
「こんなことがあったんだよね」「ああ、やっちゃったよね・・・」で終わっていくような、特に落ちも展開もないエピソードが多くて、でもそれがすごくリアルで安心します。
お気に入りシーンは、若手脚本家のハルカ先生に打ちのめされる女子会3人組の図、と
新平と知美がじゃれあう(口喧嘩)のを見た千明と和平が「お互い、モテ期終了・・・って感じですね」としみじみするところ(癖)。
ちなみに2025年4月期(まさに今)、まさかの11年ぶりの第3弾が放送されています。

もちろん1話をすでに視聴済み。
11年たってもたいして変わっていない長倉家はじめ登場人物たち・・・
最高でした。
このドラマは俳優さんと役柄の年齢がほぼ同じなのがいいのですが、11年たった今期もみーんな勢ぞろいで、いい感じにリアルに年を重ねていて、そこがまたいいのです。
4. 重版出来!

すべての回が宝物のようなドラマ。(ジュウハンシュッタイ、と読みます)
原作は松田奈緒子さんの漫画、脚本は野木亜紀子さんです。(逃げ恥、アンナチュラル・MIU404など)
出版社を舞台に、編集者・漫画家・営業など、さまざまな立場の人たちが、”誰かの物語を世に出す”という仕事に全力で向き合う姿を描いています。どの回も神回で、人の想いと情熱が詰まっていて毎話泣いてしまいます(お仕事ドラマです)。
特に印象に残っているのは、第2話の小泉くんの話。
不本意な部署に配属されて3年、
「頑張るって言葉が好きじゃない」と言って無気力に日々を送っていた小泉(坂口健太郎)が、 主人公の黒沢(黒木華)はもちろん、漫画家やその編集者たちとの関係に触れる中で営業として変わっていく話です。
「頑張る。今頑張らなければ、僕は一生ユーレイのままだ。」
そう言って書店をめぐる一歩一歩に思わず「頑張れ!」と言いたくなります。
そしてなんといっても7話。沼田さん回(勝手に命名)。
「才能」をめぐる光と影がテーマの回です。(多分)
画力は粗削りながらも、圧倒的な迫力と展開力。
誰に教わったわけでもないのに、既に”漫画の見せ方”を知っている男・中田伯(永山絢斗)。
漫画への純粋で、そして切実な”渇き”のようなものを抱えたその姿が強烈な個性を放っています。

一方の沼田(ムロツヨシ)は、長年アシスタントを続けながら、なかなかデビューに至らない人。
子どものころから漫画が大好きで、学生時代には新人賞も受賞。
けれど、それからが続かず、作品を理解してくれる編集者にも恵まれず……
「いつか分かってくれる人がいる」と信じながら、でも本気で勝負をかけることもできず、諦めきれずに”しがみついてきた”人です。
そんな中出会った中田に対して強烈な劣等感を抱きます。
「圧倒的な才能。
小さな、小さな自分。
アイツは、自分に正直で、
他のことなどお構いなしで。
自由で、残酷で。
漫画の神様に愛されるのは、
きっと、ああいう男だ。」
なのに、 これまで誰にも理解されなかった自分の漫画の本質をそくざに汲み取り、涙を流して「すごい・・・」と言ってくれたのは、皮肉にも、劣等感の象徴である中田だった――という展開に、胸が締めつけられます。
これを見て泣かない人、いるんでしょうか???
….と思ってうちの主人にも見てもらったら、
「なんで沼田さんはあの作品世に出さへんの。なんで漫画家やめるん」
….まさかの中田側の人間でした(驚愕~)
5. きのう何食べた?

原作はよしながふみさんの漫画。脚本は足立奈緒子さんです(とうめいなゆりかご、おかえりモネ、コードブルー・シーズン3など)
ご飯を作りながら、ついつい再生してしまう――わが家の定番中の定番ドラマ。
もはや「日本で一番再生してるのは私」と言っても過言じゃないくらい、何度も観てます。
(ほぼ常にAmazon Primeの対象になっているのも、つい再生ボタンを押してしまう理由のひとつかも)
飯テロドラマなので深夜なんかに見てたら大変なことになりますよ。せめて料理中に見ないと・・・。
まず献立の参考になるので実用的です。
シロさん(時々ケンジ)の作る料理は気取っていなくて、シロさん自身も「めんつゆと顆粒だしでほぼほぼ乗り切る」と言っている通り、 基本的に誰にでも作れそうなメニュー(材料も手軽に入手可能)が多いです。
(灰汁を取るなどの丁寧さや、品数など真似できないところもあるのですが)
ツナ🐟とトマト🍅のぶっかけそうめんやクリスマス🎄メニューなど、実際に我が家の定番になったものも数多くあります。

そして、同性カップルならではの苦労や切なさもありつつ、
それ以上に仕事関係、親、ご近所さんなど人と人との関わりあいや、老いていく上で誰もが直面する諸々がしっかり書かれているところが好きです。
息子もこのドラマが大好きで、 主要キャストの俳優さんのことは、全員このドラマの役名で覚えてます(笑)
彼の人生で一番最初に見たドラマが「ゲイカップルが同棲してる話」なのがちょっとドキドキしますが、
さすが現代っ子、この形が一般的ではないことを理解しつつもごく普通に受け入れてなんの疑問も持っていないようです。
ちなみに、息子の推しは航くん。
年上彼氏を翻弄する小悪魔系男子(30歳)という、ある意味最強キャラの傍若無人ぶりをニコニコしながら見ています。

さて・・・・ついつい熱く(暑苦しく)語りすぎてしまいましたが、
どれも、「ああ、またあのシーン見たいな」と思ってつい再生してしまうドラマたちです。
まだ観ていない作品があれば、ぜひお試しあれ。
そして、あなたのお勧めドラマも是非教えてください。語りましょう(笑)