B型はノロに強い?血液型と免疫の意外な関係

CT ライフハック

突然ですが私は、感染症の中でも胃腸系のものを一番恐れています。

理由ははっきりしていて、現在10歳の息子が0歳と1歳の頃、胃腸炎にかかり、それが自分にも感染し、えらい目にあったからです。
(0歳と1歳は嘔吐する場所を当然コントロールできませんから・・・)

あれ以来、保育園で胃腸炎が出たという連絡があると、
子どもがもらってくる前に、いっそ私が仕事を休んで子どもも休ませてしまおうか…なんて考えてしまうほどです。

ですが、最近ちょっと不思議に思っていることがあります。
それは――

3歳の娘が、いまだに一度も胃腸系の感染症にかかっていないこと。

「たまたまかな?」と思っていたのですが、
ふと調べてみると、面白いことを知りました。

『B型は、ノロウイルスに感染しにくい傾向がある。』

まさかの血液型による違い!?
確かに娘はB型だけど・・・

もちろん「絶対にかからない」というわけではないのですが、
血液型によって感染しやすさに違いがある、という研究があるそうです。

なんでも、B型の人が持つ特有の物質(血液型抗原)に、主なノロウイルス株が付着しにくいことが理由のようです。

ノロウイルスは腸管上皮の血液型抗原に付着して感染しますが、 B型抗原は多くの一般的なノロウイルス株(ノーウォーク株)と結合しにくいため、 血液型がB型の人は感染しにくいというわけなのです。
逆にノーウォーク株のノロウイルスの感染率が高いのはO型。(我が息子)

なるほど…どおりで…。

※ ウイルス株(スノーマウンテン株など)によってはB型でも感染・発症しますので、手洗い、うがい、食品の加熱(85℃〜90℃で90秒以上)などの基本的な感染対策は重要です。

でもまさか、
血液型の違いで、感染のしやすさに違いがあるなんて・・・

「血液型といえば性格占い」というイメージでしたが、
実は体質や免疫とも関係している可能性があるようです。

血液型と感染症の関係

そもそも血液型は、
赤血球の表面にある抗原(A抗原・B抗原)の違いで決まります。

この抗原は血液だけでなく、
消化管や呼吸器の粘膜にも存在しています。

そのため、ウイルスや細菌が体に侵入するとき、
「くっつきやすいかどうか」
に影響することがあるのです。

つまり、血液型によって
感染しやすい病気が少しずつ違う可能性があります。

血液型ごとの傾向

気になって、他の血液型についても調べてみました。

研究によって差はありますが、
おおまかに言われている傾向をまとめるとこんな感じです。

O型

【かかりやすい病気】

  • ノロウイルス
  • 十二指腸潰瘍(原因となるピロリ菌の受容体が多い)
  • コレラ

【かかりにくい病気】

  • 梅毒
  • 天然痘
  • 新型コロナウィルス

消化器系の病気にかかりやすいけど、多くの病気にかかりにくく、重症化も少ない。
4種類の血液型のなかで1番免疫力が強い傾向にあるのがO型です。
O型は人類の先祖が持つ血液型だと言われています。

B型

【かかりやすい病気】

  • 病原性大腸菌・サルモネラ菌・肺炎球菌などの感染症(「B型抗原」を持つ細菌)
  • 十数年に1度大流行するA型インフルエンザ
  • 結核

【かかりにくい病気】

  • ノロウイルス
  • A型と比べて癌全体のリスクが低い、特に消化器がんや大腸がんのリスクが低い

B型はO型に次いで、免疫力が高い血液型です。
娘が胃腸炎に強い(?)と思っていましたが、どうやら「ノロにあたりにくい」だけの可能性もあり、 大腸菌やサルモネラなどの細菌にはむしろ弱い傾向があるようです。

A型

【かかりやすい病気】

  • がん(特に胃がんリスクがやや高い)
  • 糖尿病
  • 心筋梗塞

【かかりにくい病気】

  • 比較的に消化器系が頑丈とされる場合がある
  • O型と比較して血栓ができにくく、心筋梗塞や静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)のリスクが低い傾向。
  • 結核菌に対する免疫が高い

A型は日本人に一番多い血液型ですね。
A型は免疫力があまり高くない血液型で、感染症に対する抵抗力も弱く、風邪をひきやすいですが、適応力は高いとも言われています。
生活習慣や運動習慣を改善して、免疫力を高めることが重要です。

AB型

【かかりやすい病気】

  • インフルエンザ(A・B型に最も感染・重症化しやすい)
  • 心血管系の病気リスクがやや高い(血液を固まりやすくする因子(第VIII因子)が他の血液型より多い)
  • 認知症・認知障害

【かかりにくい病気】

  • アレルギーの発症(細菌などの微生物による感染症に対抗できる抗体をつくる免疫系を持っているため)
  • 皮膚炎や関節炎(自己免疫疾患)

AB型は、血液型の中で最も免疫力が低いとされていますが、微生物(細菌など)による感染症に対抗できる抗体を作れる免疫系を持っているため、 アレルギー疾患、皮膚病、自己免疫疾患などの炎症性疾患にかかりにくいのが特徴です。

血液型と性格の話

日本では、血液型といえば「性格占い」のイメージが強いですよね。
日本人ほど血液型を気にする(話題になる)国の方が珍しいと言われるくらい!

科学的には根拠が薄いと言われていますが、
血液型によって

・免疫
・体質
・ホルモンの働き

などが少しずつ違う可能性があるなら、

体質 → 行動 → 性格

という形で
多少の傾向が出ても不思議ではない気もします。

O型はおおらか
A型は几帳面

…といった話が本当に血液型だけで決まるとは思いませんが、
免疫力高めのO型は普段から細かいことは気にせずとも健康でいられるのに対し、
免疫力弱めのA型が色んなことに神経質な傾向になるのは自然なことのように思います。

もちろん
血液型で決まるのは
あくまで「傾向」です。
なりやすい病気にしても、実際には

  • ・生活習慣
  • ・食事
  • ・腸内環境
  • ・睡眠
  • ・ストレス

などの影響のほうが、ずっと大きいと言われています。
どの血液型にも共通している

  • ・食事や運動などの生活習慣を改善する
  • ・腸内環境を整える
  • ・適度にストレスを発散する

などの免疫力を高める生活と
感染症の予防としての手洗いや消毒、適切なマスクの着用など、
当たり前のことをしっかりやって健康的な生活を目指すのが一番ですよね。

それプラス、
自分の体質や免疫の傾向を知っておくことは、
日常生活の中でちょっとした参考になるのかもしれません。

我が家も、B型の小さい娘がノロにかかりにくいと知って少しホッとしつつも、
他の胃腸系細菌にはかかりやすいと知り、改めてアルコール消毒、塩素系消毒、次亜塩素酸系消毒、 ペットシーツなどなど年中鉄壁の「胃腸炎対策フル装備」を怠らない決意を新たにしました!!(鼻息)