気になる言葉(”食材”と”材料”編)
なつめ 日常
献立に困ったときはカレーで間違いないです。
秋といえば「さつまいもの季節」ですよね。
さつまいもは、おかずにもお菓子にも使えるオールマイティな食材だと思います。
何か作ってみようかなと思って、スマホでレシピを検索していると、ふと
「『食材』と『材料』ってどう使い分けるんだろう?」
と疑問が浮かびました。
いざ誰かに聞かれてもすぐに答えられないなと考えながら、気づけば結局、何を作るか決められずに終わってしまいました。
「これってどう違うんだろう?」と 思うような言葉に出会ったことはありませんか? 気になる言葉、第6弾です。
「食材」と「材料」
どちらも料理に使われるものですが、じつは使う場面や意味に違いがあるんです。
この違いを知っていると、料理の準備や献立を考えるときに、もっとスムーズに楽しめるかもしれません。
まず、「食材」とは、野菜や肉、魚など、“食べるための素材”としての食品全般を指す言葉です。
スーパーで購入する新鮮な野菜やお肉、乾燥パスタなど、料理に使う前の状態が「食材」。
たとえば、カレーを作るときにジャガイモや玉ねぎ、鶏肉などをスーパーで買ってくる段階では、これらは「食材」ですね。
一方、「材料」というと、具体的にその料理を作るために用意されたものを指します。
「材料」には、下ごしらえが終わり、切ったり、分量を測ったりといった準備が整っている状態が含まれます。
ですので、ジャガイモや玉ねぎを切ったり、スパイスを用意したりして、カレーを作る準備ができたときに、それらは「カレーの材料」になっています。
こうして見てみると、「食材」と「材料」には少し異なる役割があることがわかりますね。
イメージとしては、食材は“これから料理を始めるための素材”、材料は“料理の具体的なレシピに従って準備が整ったもの”と考えるとわかりやすいかもしれません。
この違いがわかってくると、冷蔵庫の中にある野菜や肉を見て
「この食材で何を作ろうかな」
と考えるところから始まり、レシピを決めたら
「よし、材料を準備しよう!」
と次の段階に進んでいることがわかります。
同じジャガイモでも、「食材」としての役割を果たすときと、「材料」としてレシピに組み込まれるときとで、異なる見方ができるのが面白いですね。
普段何気なく使っている言葉ですが、こうして考えてみると、料理の準備の流れや視点も少し変わってくるかもしれません。
次回の献立づくりや調理で「食材」と「材料」の違いを意識してみると、いつもとちょっと違う気分を味わえるかもしれないですね。