五月病を防ぐ!心と体のセルフケア方法
日常時事ネタ
さき
新年度が始まって約1ヶ月。
新しい環境や人間関係にも少しずつ慣れてきた頃かもしれません。
でも実は、今の時期こそ注意が必要なんです。
「なんとなく気分が晴れない」
「朝起きるのがつらい」
「やる気が出ない…」
そんな心と体の不調を感じていたら、もしかするとそれは「五月病」のはじまりかもしれません。
五月病ってどんなもの?

五月病とは、環境の変化やストレスが原因で起こる一種の“適応障害”です。
主にゴールデンウィーク明け頃にあらわれることが多く、新社会人や新入生、異動や転勤を経験した方などに起こりやすいとされています。
ですが、実は働く主婦や在宅ワーカー、フリーランスの方など、ライフスタイルに関わらず誰にでも起こりうるのが五月病の特徴。
症状としては以下のようなものが挙げられます:
- 気分が落ち込みやすい
- 眠れない/朝起きられない
- 食欲がわかない
- やる気が出ない/集中できない
- 疲れやすく、体がだるい
「なんだか最近しんどいな…」という状態が続いているときは、無理をせず立ち止まることも大切です。
今日からできる!心と体のセルフケア方法

ここからは、心と体を整えるために、日常の中で気軽に取り入れられるセルフケア方法をご紹介します。
「全部やろう!」と気負わず、できそうなことからゆるっと始めてみてくださいね。
①「がんばりすぎ」を手放す勇気
新しい生活の中で、「ちゃんとしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」と自分にプレッシャーをかけていませんか?
でも、まだ慣れていないことばかりなのに、100点を目指そうとすると心が疲れてしまいます。
大切なのは、「今はまだ調整期間」と受け止めること。
60点でもOK。むしろ、無理なく続けられるペースが理想です。
② 朝日を浴びて、体内時計を整える
朝起きたら、まずカーテンを開けて自然光を浴びましょう。
体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。
特に在宅ワークや自宅中心の生活をしている方は、外に出るタイミングが減りがちなので、意識して日光を取り入れることが大切です。
☀️ワンポイント
朝の散歩(10分程度)やベランダでのコーヒータイムも効果的!
③ 「1日15分だけ」の気分転換を作る
忙しい毎日の中でも、短い“自分時間”を作ることは心の安定に大きく影響します。
やることリストを詰め込むのではなく、「好きなこと」「気分が落ち着くこと」に15分だけ集中してみましょう。
例:
- コーヒーをゆっくり味わう
- 好きな音楽を流してぼーっとする
- 日記や手帳にその日の気持ちを書き出す
- ベランダや庭で植物の手入れをする
スマホやSNSから一度離れて、自分の呼吸や感覚に目を向けるのがポイントです。
④ 食事と睡眠を整えることが一番の基本
心と体はつながっています。 栄養と休息が不足すると、メンタルにも大きく影響します。
食事で意識したい栄養素:
- ビタミンB群:豚肉、玄米、納豆、卵
- マグネシウム:アーモンド、ひじき、バナナ
- トリプトファン:豆腐、牛乳、チーズ、ナッツ類
食べすぎず、足りなすぎず、自分の体に合ったリズムを大切に。
また、睡眠は“長さ”よりも“質”が大事です。
就寝1時間前はスマホを控え、ぬるめのお風呂やアロマなどでリラックスを。
⑤ 人に話すことで、心が軽くなることも
一人で抱え込まず、「ちょっと聞いてくれる?」と気軽に話せる相手を持っておくことも、立派なセルフケアです。
家族でも友人でも、SNSのつながりでもOK。誰かに言葉にして伝えることで、自分の気持ちを整理するきっかけになります。
おわりに:がんばらないケアで、心にゆとりを

五月病を“気のせい”として片付けてしまうと、あとから心と体に大きな負担がかかることもあります。
大事なのは、「自分の心の声に気づくこと」
そして「できる範囲で、やさしく寄り添うこと」。
無理しなくて大丈夫。
“ちょっと疲れてるな”と思ったら、立ち止まって深呼吸してみてくださいね。
この春、自分を大切にしながら、ゆるやかに過ごしていきましょう。