【梅雨対策】傘の寿命を延ばす!干し方とお手入れ術
ライフハック
なつめ
奈良県もついに梅雨入りしましたね。いつ雨が降るのか、空模様と複数の天気予報アプリをチェックする日々が始まったな、という感じがします。でも、そんな季節だからこそ、毎日使うアイテム——傘の存在が一層大切になってきます。
皆さんは、使った後の傘、どうされていますか?玄関に立てかけたまま…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もその一人で、先日、珍しく濡れた傘を干そうと外に出たのですが、どこにどうやって干せばいいのか分からず、あたふたしてしまいました。ようやく干せて家の中に戻ったら、風が強くなってきて傘が飛ばされないか心配になり、結局すぐに取り込むことに。
そのときふと、「傘って、ちゃんとした干し方があるのかな?」と気になりました。
そこで今回は、梅雨どきにこそ知っておきたい「傘の干し方」と「傘を長持ちさせるちょっとした工夫」についてまとめてみました。お気に入りの傘と長く付き合うためにも、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
傘って、干さないとどうなるの?

まず大前提として、傘は「濡れたまま放置すると寿命が縮む」道具です。
どんなトラブルが起こるのかというと……
- 💧 カビが生えてしまう
- 💧 骨の金属部分がサビる
- 💧 撥水加工が落ちてしまう
- 💧 独特のニオイが出る
特に梅雨時期は湿度が高いため、生乾き臭が出たり、カビが生えたりと雑菌が大喜びで繁殖してしまいます。実際、私の傘の骨も以前うっすら茶色くなっていたことがありましたが、あれはサビだったのか…と今さらながら反省です。
どうやって傘を干す?
では、実際にどう干せばいいのでしょうか。調べてみると、ちょっとしたコツがあるようです。
- 水を切る
傘を閉じたり開いたりして、やさしく水を切ります(いわゆるバサバサするやつですね)。ただし、周囲に人がいないことを確認してから行いましょう。屋内なら浴室でやると安心です。 - 開いて陰干しする
開いた状態で、風通しの良い場所に干します。直射日光に当てると生地が傷んだり、色あせたりするので「陰干し」が基本です。外で干せないときは、室内の風通しの良い場所や、浴室の乾燥機を使うのもおすすめです。干すときは傘の先端が上になるように、地面に立てて置くのが良いそうです。(全部逆のことしてました…)
↓下の画像の干し方が理想ということになりますね。 - 干す場所がないときは拭き取り
スペースがない場合は、乾いたタオルで水気を拭き取るだけでもOK。ごしごしこすらず、やさしく押さえるようにしましょう。強くこすると撥水加工が落ちてしまうので注意が必要です。

傘を長持ちさせるお手入れと使い方のポイント

- 定期的に汚れを拭く:雨だけでなく、ホコリや泥などが傘には付着しています。濡れタオルで軽く拭き取るだけでも、傘の寿命が延びます。水道水での水洗いも良いみたいです。
- 傘をローテーションする:お気に入りを1本だけ使うより、2本以上を使い回すことで、それぞれが長持ちします。乾く時間も確保できて一石二鳥です。
- 生地を触らない:撥水加工を守るために、生地を手でギュッと握ったりこすったりしないようにしましょう。傘を閉じるときは、持ち手をくるっと回すようにしてベルトを巻くと、生地に触れず、手もあまり濡れませんよ。
実は6月11日は「傘の日」
6月11日は「傘の日」というのをご存知でしょうか?
この日は、1989年に日本洋傘振興協議会(JUPA)が制定した記念日で、「入梅(にゅうばい)」とされることが多い日にちなんでいるそうです。
傘の販売促進だけでなく、傘の正しい使い方やマナー、モラルの向上も目的とされています。自転車の傘差し運転など、傘の扱い方が問われる場面も増えていますし、この機会に改めて見直してみるのもいいかもしれませんね。
傘について改めて考えてみる
今回調べてみて、傘って繊細な道具なんだなと感じました。
扱い方によって傘の骨のバランスがおかしくなったり、生地が傷んだりするなんて、知るまで気にも留めなかったと思います。
よく考えたら、傘ってすごく頑張ってくれる道具ですよね。雨の日に外に出られるのも傘のおかげですし、日傘なら暑い日差しから守ってくれます。そう考えると、「お手入れは面倒くさい」と思うのはちょっと申し訳ない気持ちになります。
子どもの習い事の先生が言われていた「道具を大切にすると、道具も答えてくれる」という言葉をふと思い出しました。そういえば学生時代の先生も「パソコンも優しく接したら、ちゃんと動いてくれる」と言ってたな…。
お気に入りの傘がきれいなままだと、外出もちょっと楽しみになる気がします。「どうせまた濡れるし…」ではなく、「今日はこの傘で出かけよう」と思えるように、少しだけ傘にも愛情をかけてみませんか。
お気に入りの傘を長く大切に使うために、今日からでもできる干し方やお手入れを試してみてはいかがでしょうか。私も、まずは傘を拭いてみようと思います。
それではみなさん、今日もどうぞ足元にお気をつけて☂️💼