2025年のハロウィン、今年のトレンドは?
時事ネタ
さき
日本では近年、ハロウィンは「若者の仮装イベント」から、「街ぐるみ」「親子でも楽しめる季節の行事」へと拡がりを見せています。2025年を迎える今年は、さらに“洗練”や“個性”の要素が強まる年になると予想されます。当記事では、コスチューム・演出・イベント・買い物動向など多角的にトレンドを整理しつつ、具体的なアイデアも提案します。
1. 仮装・コスチュームの傾向
● キャラクター志向とオリジナリティのブレンド
2025年の仮装トレンドの傾向として、「(ありきたりではない)個性的な仮装」が注目されています。Pinterestのレポートによれば、“uncommon Halloween costumes”(ありふれていない仮装)の検索が前年比大幅増という報告もあります。
一方で、定番キャラクター系も根強く支持されています。アニメや映画、ゲームのヒット作キャラをモチーフにする仮装は引き続き人気です。なので、「キャラクター性を取り入れつつ、どこかひねりを加える」アプローチが2025年らしさを出すコツになるでしょう。
● “職業系”“ペア・グループ仮装”の再構築
過去の人気仮装として「ナース」「メイド」「警察官」などの“職業モチーフ”が挙げられています。2025年もこの系統は根強さを保ちつつ、小物や演出を工夫して“かぶり”を避けるスタイルが推奨されます。
また、カップルやグループでの仮装も人気です。「骸骨の花嫁&花婿」のようなテーマ性のあるお揃い仮装は、写真映えも良く、SNSでの拡散力も期待できます。
● 映え&ライト演出の重視
近年、「光る衣装」「LEDを仕込んだ仮装」「発光アクセサリー」など、暗闇で映える工夫を入れた衣装がじわじわ増えています。撮影・動画投稿の流れを意識して、「後ろ姿が映える」「動きのある演出が映える」デザインも重視されるでしょう。
2. メイク・ヴィジュアル表現の進化
仮装だけでなく、メイク表現にもトレンド変化が見られます。
● 感情表現×ストーリー重視のメイク
USJの新演出「18番地の魔女 ~感情と戯れる魔女の館~」のように、“感情”をテーマに据えた表現はメイクにも応用可能です。左右で異なる感情を表すグラデーションや、涙/血涙風のアクセントなどが考えられます。
● ホラー×フェミニンの融合「ゴシック・グラム」
闇の要素に華やかさを取り入れる“ゴシック・グラム”は2025年らしい表現のひとつです。
● 顔/ボディアート・特殊メイクの手軽化
シールやステンシル型、転写タイプなどのプチ特殊メイクツールが普及し、初心者でも本格的な仕上がりを演出しやすくなっています。
3. イベント・テーマパークでの動き
仮装を楽しむ場として、テーマパークや街のイベントは重要な舞台です。
● USJ「ハロウィーン・ホラー・ナイト」
2025年は「KATE」との共創企画や「チェンソーマン」コラボなど、エンタメと美容の融合が注目されています。
● ディズニー・ハロウィーン
ブラック×グリーン×ドットの“ダークポップ”グッズやヴィランズ系の仮装演出が展開されています。
● 地域イベント・コスフェスの「親子対応」強化
池袋ハロウィンコスプレフェスでは親子企画を拡充し、ファミリー層の参加も進んでいます。
4. デコレーション・空間演出トレンド
2025年のデコレーションは、フォトスポット性とミニマル演出がカギです。
● 映える“フォトスポット設計”
鏡や光演出を組み合わせた写真映え空間が人気です。
● ミニマル × ホラーテイスト
黒・白・グレー基調のシンプル演出や、影を活かす照明が注目されます。
● 時間変化・動きのある演出
昼夜で演出を変える仕掛けやプロジェクションマッピングが広がりつつあります。
5. 買い物・消費傾向とプランニング
● “Summerween”:準備の早期化
47%の消費者が10月前にハロウィングッズを購入すると言われており、早期準備が常識になりつつあります。
● 消費予算と体験重視シフト
物の購入だけでなく、体験型消費(イベント参加や写真体験)にお金を使う人が増えています。
● サステナブル志向
再利用可能な衣装や装飾、リメイク可能な素材が選ばれる傾向があります。
6. 日本ならではのアプローチ
● 和装ハロウィン
妖怪や歌舞伎を取り入れた和洋折衷の仮装が新鮮です。
● 地方イベントの特色化
地域の歴史や風土を生かした“ご当地ハロウィン”が注目されます。
● コミュニティ型企画
仮装小物づくりやペイント体験など、参加者が“つくる”体験の提供が増えています。
7. 具体アイデア&実例
◎ 仮装アイデア例
- 左右対称で感情が違う顔:左右のメイクを変えてストーリー性を演出
- 光る植物×妖精スタイル:LEDを取り入れた衣装
- 和風ゴースト/妖怪+洋風要素ミックス:和紙ランタンや小道具活用
- ペア/グループ:アンチヒーロー vs 正義:ストーリー性を持たせたチーム仮装
- 物語モチーフ仮装:象徴モチーフや小道具で物語性を表現
◎ 空間演出・フォトスポット案
- 鏡の迷宮フォトブース
- プロジェクション木漏れ日演出
- 感情の部屋(喜/怒/哀/楽)
- 影絵ウォール
- 声・SE演出付き小道具
◎ イベント運営・企画案
- 仮装ワークショップ併催
- ストーリー参加型イベント
- フォトコンテスト+SNS連動
- 仮装リース制度
- 昼夜で演出を切り替える2部構成
◎ 実例スポット
- USJ「ハロウィーン・ホラー・ナイト」
- ディズニー・ハロウィーン(東京ディズニー)
- 池袋ハロウィンコスプレフェス
8. まとめ

2025年のハロウィンは「個性の追求」「感情や物語性の演出」「早期準備」「体験型消費」が大きなキーワードになりそうです。仮装・メイク・空間演出を工夫して、今年ならではのハロウィンを楽しんでみてください。