春のお散歩がもっと楽しくなる!道端の草花10選|花言葉や漢字の由来
なつめ ライフハック
3月も半ばを過ぎ、桜の開花予想も気になる時期になりました。
休日には梅の名所や、菜の花畑へ出かける計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
大きな花を楽しむのも素敵ですが、足元に目を向けると、春の草花が芽を出している場面に出会うことがあります。
公園の植え込みの端や、街路樹の根元など、ほんの少し土が見える場所をのぞいてみると、思っているよりいろんな種類の草花が見つかったりします。
今回は、道ばたでよく見かける春の草花を、漢字や花言葉とあわせて紹介していきます。
一緒に春のお散歩気分を味わってみませんか。
タンポポ(蒲公英)
花言葉:愛の神託・真心の愛・別離
漢字の「蒲公英」は、漢方薬としての名前が由来だといわれています。少し難しい字ですが、道端に咲くあの親しみやすい姿とのギャップが面白いですよね。
日当たりの良い空き地や公園の芝生、アスファルトの割れ目など、場所を選ばず咲いています。
踏まれてもまた起き上がる強さがあり、朝に花が開き、夕方には閉じるという性質を持っています。
綿毛になると風に乗って遠くまで種を飛ばすため、街なかのいたるところで繁殖できる植物です。
オオイヌノフグリ(大犬の陰囊)
花言葉:清らか・信頼・忠実
名前の由来は……ちょっとここでは書きづらいくらいユニークなのですが(笑)、漢字だと露骨ですね。別名「星の瞳」ともよばれています。
桜の木の根元や、少し湿り気のある土がある場所に、小さな青い花が群生していることがあります。それがオオイヌノフグリです。
花びらには細かい線模様が入っているのが特徴です。とても小さい花なので、立ち止まってよく見ないと通り過ぎてしまうかもしれません。
明治時代に日本に入ってきた外来種ですが、今では春を代表する野草として定着しています。
シロツメクサ(白詰草)
花言葉:幸運・約束・私を思って
公園の広場や河川敷など、地面を覆うように生えています。いわゆる「クローバー」の花です。
白い球状の花が特徴で、昔から茎を編んで指輪や冠を作って遊ぶのが定番でした。
名前に「詰草」という漢字が使われているのは、江戸時代にオランダから届いたガラス器の緩衝材(詰め物)として、乾燥したこの植物が使われていたことに由来します。
ハルジオン(春紫菀)
花言葉:追想の愛
「紫菀(シオン)」というのは、秋に咲く薄紫色の花のこと。「春に咲くシオンのような花」という意味でこの名がつきました。
道ばたや街路樹の脇など、ちょっとした土がある場所で、すっと背を伸ばして咲いています。白や薄ピンクの、糸のように細い花びらがたくさんついているのが特徴です。
よく似た花に「ヒメジョオン」がありますが、春に咲いていて、茎の中が空洞になっているのがハルジオンです。非常に生命力が強く、どんな場所でも育つタフな植物です。
ホトケノザ(仏の座)
花言葉:調和・輝く心
畑のあぜ道や庭の隅などで見かける、ピンク色の小さな花です。花のかたちがラッパのような筒状になっています。
茎を取り囲むように段々に葉がついているのが特徴です。その葉の形が、仏様が座る台座(蓮華座)に似ていることから、この漢字が当てられました。
なお、春の七草の「ほとけのざ」とは別の植物です。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
花言葉:快活・愛嬌・春の幸せ
ホトケノザによく似ていますが、こちらは先端の葉が赤紫色に色づいているのが特徴です。ヨーロッパ原産の外来種で、道端や空き地でよく群生しています。
傘をかぶった踊り子が踊っているような姿に見えることから、この名前がつきました。同じ仲間の「オドリコソウ」という植物に比べてサイズが小さいことから、「ヒメ(姫)」という名前が付けられています。
ホトケノザと一緒に生えていることも多いので、見比べてみると違いがわかって面白いですよ。
スミレ(菫)
花言葉:謙虚・誠実・小さな幸せ
一文字で「菫」と書きます。大工さんが使う「墨入れ(すみいれ)」に花の形が似ていたことから「スミレ」になったという説もあり、職人さんの道具が由来かもしれないと思うと興味深いです。
石垣の隙間や、古い塀の根元など、少し窮屈そうな場所に根を張っているのをよく見かけます。
濃い紫色の独特な形の花が特徴です。日本には多くの種類があり、白や薄紫のものも存在します。派手さはありませんが、アスファルトの街なかでも力強く自生している姿をよく目にします。
つくし(土筆)
花言葉:向上心・努力・意外
地面からスッと伸びる姿が、まるで「土に刺さった筆」のように見えることからこの漢字が当てられました。まさに見た目通りの、納得の表記ですね。
土手や田んぼのあぜ道など、少し土が多い場所で見つけることができます。つくしを見つけると、「春が来たんだな」と実感する方も多いのではないでしょうか。
実は、夏になると生い茂る『スギナ』という植物の仲間なんです。昔から春の山菜としても親しまれてきた、この季節を代表する人気者ですね。
ナズナ(薺/ぺんぺん草)
花言葉:あなたに私のすべてを捧げます
「なでたいほど可愛い花(撫で菜)」が変化してナズナになったという説があります。古くから愛されてきたことが、その名前からも伝わってきます。
「ぺんぺん草」の名前で親しまれています。道ばたや空き地など、どこにでも生えている植物です。
ハートのような形をした実を振ると、シャカシャカと音が鳴ります。春の七草のひとつでもあり、古くから日本の食文化や暮らしに近い場所にあった植物です。
カラスノエンドウ(烏野豌豆)
花言葉:未来の幸せ・喜びの訪れ
草むらの中でツルを伸ばして成長する、マメ科の植物です。春になると、赤紫色の小さな花を咲かせます。
「カラス」の「エンドウ」と思われがちですが、実は漢字で書くと「烏・野豌豆(のえんどう)」。もともと野原に咲くエンドウの仲間(野豌豆)がいて、そのサヤが熟して真っ黒になるのをカラスに見立てて、この名前がついたそうです。
熟す前のサヤを使って「草笛」を作って遊ぶこともできます。ちなみに、これより少し小さい「カスマグサ」という種類もあります。カラスとスズメ(スズメノエンドウ)の中間サイズなので、両方の頭文字をとって「カ・ス・マ」と呼ぶそうで、名前の付け方が面白いですよね。
おわりに
桜のような大きな花も綺麗ですが、足元の小さな草花にもそれぞれに名前があり、特徴があります。
「いつもの道」でも、街路樹の根元や公園の隅を少し意識して見るだけで、景色が変わるかもしれません。
もしお出かけの途中で見かけたら、「あ、これはあの花だな」と思い出してみてはいかがでしょうか。


